出場試合のチーム成績は、262勝89分け148敗で勝率・525。引き分けが日常的にあるサッカーでは驚くべき数字といえる。国内主要3大会で獲得したタイトル数はJリーグ7回、ナビスコ杯5回、天皇杯4回の合計16冠。曽ケ端と並んでJリーガー最多を誇る。それでも「1つタイトルを取ったら、また次も勝ちたくなる。満足することはない」と次の1試合を見つめ「どの大会が重要だとか、どの試合が重要だとか、考えたこともない。目の前の試合に勝つ。それだけ」と姿勢がぶれることはない。今季でプロ入り20年目。その繰り返しが、他の追随を許さない数字につながっているのだろう。
屈することを許せない性分。試合前に風邪を引いた時は、レモン100個分のビタミンCが含まれる飲料に、わざわざレモン1個を持って来て果汁を搾り、飲み干した。2008年10月に左ひざ十字じん帯断裂で手術を受け、全治6か月と診断された際は「復帰スピードの世界記録に挑戦する」「全治は早めるためにある」と言って、術後148日でピッチに戻った。
「勝負の鬼」への取材は、とりわけ敗戦後、困難を極める。苦渋に満ちた表情で取材エリアに現れ、何度か会釈をして無言で通り過ぎるのが恒例。鹿島が敗れた試合後、しっかりと口を開いたのは2度しか知らない。2009年6月24日、ACL決勝トーナメント1回戦のFCソウル戦(カシマ)。警告2枚で退場し、チームはPK戦で敗れた。アジア初制覇への道が絶たれ「試合を台無しにして申し訳ない。みんなに謝った」と絞り出した。首から白いタオルをぶら下げ、目は真っ赤に充血していた。
そして、2016年7月19日のJリーグ・松本戦(松本)。トニーニョ・セレーゾ監督が解任された試合だった。取材エリアではなく、VIP用の出入り口を出てきた小笠原にバッタリ。「(チーム用の)バスどこ?」と聞かれ、まだ運転手がいないと伝えると、厳しい口調で話し始めた。「監督は悪くないよ。やるのは選手だから。鹿島は誰が出ても勝たなきゃいけない。試合に出ている選手に、その自覚と自信がない」と訴え「今の若い子は上から厳しく言われたらシュンとしちゃうから、うまく書いといて」と付け加えた。
同期のMF本山雅志(北九州)が移籍する前には、オフにもかかわらずクラブハウスに顔を出した。新天地へ向け、自主トレをする本山と一緒に練習するためだった。「もうすぐモト(本山)と一緒にボールを蹴れなくなっちゃうからね。長くサッカーを一緒にしていたいから」。事実上の契約満了でクラブを去る若手選手には「お前、ここから逃げるのかよ」と声を掛ける。「頑張れよ」とは言わない。一見ぶっきらぼうだが、落ち込んでいる若手には「励みの言葉」になると知っているからだ。鹿島のファン感謝イベントの終了後には、地元の東北から出店した店舗の片づけを1時間かけて手伝う姿を見た。
厳しさと優しさが同居する人柄。DF内田篤人(シャルケ04)ら後輩からは「ああいう男になりたい」という声が絶えない。DF昌子源は「代表やチームで、いろいろなキャプテンと一緒にやってきた。満男さんが『右を向け』と言えば、チームのみんなが右を向く。鹿島どころか、Jリーグのキャプテンみたいに(大きさを)感じる」と明かす。
小笠原は若手の頃、日本代表・ジーコ監督の部屋を訪ね「試合に出るためにはどうしたらいいか」と聞いた。元ブラジル代表FWからの答えは「試合に出たかったら練習から一番になれ。ダッシュでも何でも一番を目指せ」だった。不惑を前に、ある程度マイペース調整を許されるようになった今でもジーコの教えを守り、体に多少の痛みがあっても「ポジションを奪われたくない」という一心で全体練習に参加し続けている。
気の遠くなるような努力を重ねて迎える500試合目。小笠原に指摘されるまでもなく、私は「数字に興味を持つ」のが仕事の記者だから、節目の試合で背番号40番を追い掛けるだろう。そして、目に飛び込んでくる姿も想像できる。「記念日」なんてみじんも感じさせない勝負の鬼が、ピッチを走り回っているはずだ。(記者コラム・内田 知宏)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170406-00010000-spht-socc&p=3
鹿島にいても覚えるのは審判を集団で囲む技術くらいじゃね?
単純にプレーが通用せんかったわけじゃないからなあ
小笠原の試合観たことあるけど、求められてる能力が違うと言うかポジショニングなのか戦術理解度なのか、とにかくパッとしなかったのは覚えてるわ
与えられたタスクはなんなんだよって感じ
なんでそんな嘘つくんだよ
全然通用してなかったじゃねーかアホか
カズや名波はパッとしなかったけど、ドリブルやパスが通用するところもあった
小笠原は微妙だったよ
ベンチに置いとけば、ここぞと言うときに頼りになる。
出場時間を限定すれば、今でも日本人でトップクラスのボランチなんだから。
イタリアに順応出来なかったんだよな
それとも若手がだらしないのか
どっちだろ?
両方です。若手がだらしないのは特に感じざるを得ない。そりゃ生まれてから既にJリーグがある世代だったりするからね。ヤッパリ何か違う部分はどうしてもあるだろう。
孫の一人みたいな扱いじゃね
まあ俊さんはプレー面で小笠原に足りないとこいっぱい持ってるし
引用元: http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/mnewsplus/1491465246/
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